アスワンJapanDayの記事の続きを書かなければいけませんが、
今日見たこと聞いたこと記憶が新しいうちに記しておきたく、
アスワンの記事は後日書くこととします。

友人アダムの紹介で、とあるNGOの見学をさせてもらいました。
カイロには、カイロ外から出稼ぎの為、工場で働く子ども達がいるそうで、
今回訪れたNGOは、働く子どもたちをサポートするNGOとのことです。

エジプト児童労働の現場

カイロ中心地から車で30~40分ほど走ったところでしょうか。
周りは砂漠で、その中に、数え切れないほどの煙突地帯がありました。
ほんとうに今までに見たことのない沢山の煙突。
なんとなく胸が苦しくなるような匂いもします。

私たちはとある建物に入りました。
外観や、中は、エジプトのコミュニティースクールによくある雰囲気で、
子どもたちのための施設といった感じでした。

クラスで作ったであろう絵が飾ってあったり、
勉強のための教材が貼ってあったり。

子どもたちに会う前に、施設の方からNGOの概要について聞きました。

先ず、この数え切れない煙突の正体は、すべてレンガ工場とのこと。
このレンガ工場には、8-16歳くらいまでの男の子が、
親元を離れて、出稼ぎに来ているそうです。

仕事は週4だけども、残りの3日は地元に帰って、
家の農業のお手伝いをするそう。
工場で働いてる時はみんなどこかに寝泊まりして生活しているらしいです。
もちろん一人部屋とかではなく、
想像するにどこかの部屋に押し込まれるような感じでしょうか。

そして、子どもたちは公立学校で教育を受けていないため、
仕事のお昼休みの1時間にこの施設に来て、
読み書き系の勉強から、健康に関する知識、
社会性をみにつける勉強をしているそう。

週4工場で働いて、週3地元で農業して、昼の1時間だけ勉強にきて、
これを聞く限り、相当過酷な生活が想像できます。

NGOは40ほどのレンガ工場で働く子どもたちと関わっているそうですが、
工場はもっとたくさんあるので、
全ての子どもたちにアプローチできてるわけではないようです。

色々話を聞いたあと、子どもたちに会ったのですが、
想像していた子たちより全然幼い。
小学校低学年??っていう感じがしました。
でも一人の子に年齢を聞くと、11歳といっていたので、
おそらく充分にご飯を食べれていない為、体格が小柄なのかなと。

私たちが行った時は、先生が本の読み聞かせをしていました。
お昼休みが終わったあと、子どもたちはジュースとお菓子をもらって、
また仕事へと戻って行きました。

街を歩いていても子どもが働いてるところはみかけていたし、
ストリートの子どももいますが、
私がみていた子どもは、
ゴミ拾いをお父さんorお兄ちゃんと一緒にしている子どもとか、
ストリートだとしても、家族でストリートで住んでいたり、
お花やティッシュを売っている子どもをみることもあるけど、
単体でいることが多いので、頭のなかでどこか、
エジプトの児童労働はそんなにないのかなとか、
他国に比べてシビアな問題ではないのかと思ってました。

今日、わたしが目にした子どもたちは、20人ほどの子ども。
実際、この施設に携わる子どもは3,400人いるそうです。
まだ小さい。まだ小学生。
そんな子たちが親元離れて、レンガ工場でお仕事している。
服も汚れていたし、体も小さかった。
工場で働いていても体を守るヘルメット、マスクやゴーグルはなく、
身一つで働いているそうです。

お母さんの温もりとか、
美味しいご飯とか、
あったかいシャワーとか、
寝ごごちのいいベッドとか、
そういうのを感じることもきっとできてない。

見ておかなきゃいけないことだけど、
知ってしまってどうしたらいいのか今は全く分からないです。

今日わたしはアダムに、
NGOは教育でサポートしているけど、
そもそも一番解決しなきゃいけないのは、
子どもたちが働かなくてもいいようにすることだよね。
って話ました。

でもかえってきた返答は、
子どもたちが働かなくてもいいようにするには、
各家庭に充分な収入がなきゃいけない。
そのお金をサポートすることはできない。
と言われました。

確かにそうですが、なんとなく、
表面的なサポートな気がして。
NGOの活動を否定するわけでもないし、
確かに教育は絶対必要なんですけど、
もっと深いところにアプローチしていかなければいけないと思いました。

また、自分がJICAボランティアとしてしていることも
表面的な薄っぺらい活動に思えてしまいました。
今年に入ってから、実は週末にプライベートで
コミュニティースクールに関わって子どもたちと交流しているのですが
それもなんか薄っぺらい感じがしたんです。

意味ないことはないと思ってるし、
意味あることだと、そう信じなきゃ続けられないのですが
この国の人たちに私ができることって何なんだろうって。

知ってしまった責任として自分なりの答えをだしたいなと思います。