月初に、マルサアラムという街へ旅行に行っていました。
マルサアラムは”ジュゴン”がいることで有名な紅海沿いのリゾートです。
ジュゴンなんて、水族館でも見たことない私。
事前にネットでマルサアラムのジュゴンについて調べると
10回潜って1回見れたとか、
運が良くないと見れないとかって書いてたので、
これはかなり厳しいのね。。。
という印象でした。
しかも、あまり長い休暇がとれなかったので、ダイビングの日程は1日しかありませんでした。
その1日の、2本のダイビングで見れたらラッキーだな、
でもきっと見れないだろうな、
でも見れたらいいなという僅かな期待を抱きつつ、マルサアラムへ行きました。
マルサアラムってどこ
ハルガダからさらに南へ、バスだとカイロから12時間くらい。
飛行機で1時間ちょっとで行けます。
おそらく1日1本のエジプトエアーが飛んでいます。
マルサアラムの街は空港から1時間ほどかかり、遠いのですが
街には何もなくて、空港近くにリゾートホテルがたくさん並んでいる感じです。
街はびっくりするくらい何もないんです。
タクシーすら見かけない。
歩いてても誰もいない。
街は開発されていないのか、
開発しようとしてるけど、開発が遅すぎてどんどん作ったものが老朽化して行っている。
そんな印象です。
今回泊まったのは先輩に教えてもらったゲストハウス。
Diving Station – Reef Villa
空港からは遠いのですが、街からは徒歩20分の海沿いにある可愛いゲストハウスでした。
ここのオーナー、イスラームさん(エジプト人の普通の名前です。)は今まで出会ったエジプト人の中でNO1いい人でした。
というか、マルサアラムの人、
良い人。。。
なんだろ、「良い人」だけの言葉だと、「良い人」感が伝えられないですね。
自分の語彙力だと、この感じが伝えられないな。
田舎だから時間がゆっくり流れているからなのか、
カイロの人特有の前のめり感とか、
圧迫感とか、
でしゃばり感とか、
そういうのが全然なかったです。
地域から来る人間性の違いって面白いなと思います。
写真右がイスラーム。ちなみにイスラームの前に座っているのは、
今回数日ご一緒したオーストリア人のカップルの相方、マーティン。
彼女のリサとエジプト旅行中でした。
リサとマーティンも素敵度合いも、今まで旅の中で出会ったカップルの中でNO1でした。
お互いの国の話とか、生活の話とか、話が尽きなかったです。
建物も清潔に保たれていて気持ちよく過ごすことができました。
朝起きるとこのセッティング。気分最高です。
目の前でシュノーケリングもできます。
いざダイビング
さて本題のジュゴン!!
ジュゴンがいるかもしれないという、ダビングスポットへ、
リサとマーティンと、イスラームと一緒に行きました。
潜ってみると、先ず12,3メートルのところにジュゴンの餌である海藻が海底に沢山。
でもジュゴンはいない。
さらに泳いで前進。
イスラームが早くて私も必死に泳ぐ。
流れがゆっくりの海だから、なかなか進まなくて大変。
でもなんかジュゴンがいそう!!っていうくらい海藻が沢山ありました。
すると、目の前のイスラームが海底を指差しました!!
海の底になんか塊がみえる!!
イスラームが私の手を引っ張って猛スピードで前進!!
ジュゴンがいました!!
でも、ごめんなさい。
私、海中カメラ持ってないから、ジュゴンの写真お届けできない。。。
なので、ぜひ、インスタでseacowとかmarsaalamtとかのハッシュタグで調べて見てください。
イルカみたいなものかと思えば全然違って
必死にガブガブ、モグモグと海藻を食べてるんです。
人間が近くにいても食べるので必死で、なんか可愛らしい。
丸々と太ったジュゴンでした。
何分かに1回は呼吸をするのか上に上がって行って、呼吸をしてまた潜る。
海に差し込む太陽の光に向かってジュゴンが泳いで行くのが幻想的でした。
泳ぎはとてもゆっくりで、じっくり見てられる。
でもこの場所に飽きたのか泳いでくらい海の中へ消えて行きました。
マーティン、リサのカップルがGoプロを持っていて、オーストリアに帰ったら写真をシェアするね、と言ってさよならしたけど
きっと忘れてるだろうなぁ。。。もしも届いたら、ジュゴンのその姿をこのブログでお届けします。
1時間ほど潜ったあと、40分くらい休憩して、また2本目を潜りました。
そしたらまたなんとジュゴンがおりました。
いつも何かとアンラッキーなことが多いので、
1日だけのダイビングの日程で2ダイブともジュゴンが見れるとは思ってなかったです。
なんなら見れないだろうなと思っていたので。
神様ありがとう。
海の写真はないけれど、ジュゴンみてご満悦な私。
ダイビングスポットはMARLA IJLAH ってところでした。
ジュゴンとか、イルカとか、海の自然に触れるとか、こういうの若いうちにみていたらまた人生違ったかもなーなんて思ってしまいます。
ちなみに、でっかなウミガメもみました。
きっと乗っても大丈夫な大きさ。竜宮城へ連れて行ってくれそう。
自然豊かな場所が、有名になって、その自然が破壊されるのは困るけど、
ガイドブックも、世界不思議発見も、もう少し、遺跡以外も取り上げて良いのでは?
と思うくらい、紅海の海は綺麗でした。
エジプトにいる間にあと何回潜れるかな。
気づけば任期もあと5ヶ月です。
最後に
実は今回砂漠のツアーにも遊びに行ったんです。
でも色々トラブルがあって、ツアーは半分も楽しめず終了。
人間は自然の中で無力でした。