ギリシャのお話の続きをしようと思ってましたが、書きたいことがあるのでそちらを先にしようと思います。

過去3回ほど書いたカイロのゴミの街、マンシェットナセルのこと。
過去の記事はこちらです。

このブログで一番読まれている記事はマンシェットナセルのお話で、
ずっと続きを書きたいと思っていました。

しかし、色々な事情があって詳細を書けずにおりました。
今回、全てをお話しできるわけではないのですが、お伝えできる範囲で、マンシェットナセルの続きの話をしたいと思います。

”リサイクリングスクール”との関わり

この街を取り上げたドキュメンタリー映画の3人の主人公のうちの一人、アダムと知り合ったことで、このコミュニティーに携わることになりました。
今は、アダムが卒業したこの地域のコミュニティースクール、
その名も”リサイクリングスクール”に個人的に携わらせてもらっています。

このエリアのことはSNSなどであまり語らないようにしていたのですが、
カイロに住む日本人コミュニティーに口コミで広がりつつあり、
様々な方が見学に来てくれ、気にかけ、活動を暖かかく見守ってくださっています。
本当にありがとうございます。
今はカイロ在住日本人の方と協力してこの地域でのイベントを計画中です。
お話しできるのはまだまだ先になりそうですが、計画が実現するよう準備を進めて行きます。

今まで一緒にソーラン節を踊ったり、音楽やアートに触れたりして、
このスクールに通う子どもたちと関わってきました。
これまでの活動で、このコミュニティースクールの生徒、先生と関係が築けたので、次のステップに進めれるよう案を練っています。

リサイクリングスクールの歴史

このスクールはもともとはユネスコの支援によって建てられ、世界的に有名な企業P&G(パンテーンとかパンパース作ってる企業といえばピンと来るでしょうか?)が長い間スポンサーをしていました。

もともと、ゴミ拾いのお仕事のお手伝いで学校に行けない男の子の為に作られた学校です。

以前カイロではパンテーンの空きボトルに偽の商品を詰めた模倣品が出回って問題になったことから、P&Gがこの地域のゴミ拾いの少年にパンテーンの空きボトルを回収させ、学校に持ってきてもらいお金と交換するという仕組みを作っていました。

学校にゴミを持ってきてお金を稼ぎ、同時に教育も受ける。

”Earnings and Learning”

という仕組みがうまく回っており、この教育の仕組みが認められ、NGOのコンテストでも賞をとったそうです。

しかし、今の現状はP&Gのサポートも終わってしまい、学校の運営団体は、コンテストで賞を取った時の賞金を使って学校を運営しているそうです。今は支援してくれるところがなく、貯金を切り崩して運営しているような状態なので、今後の存続が大変厳しくなっています。また、リサイクル品を持ってきてお金と交換するというやり方も、P&Gのサポートが無くなって継続が難しくなり、教育を必要とする学校に行けていない子どもたちへのアプローチができていないそうです。

リサイクリングスクールの現状

今このスクールに来ているのはこの地域の公立の学校に通う子たち。
リサイクリングスクールの位置付けとしてはアフタースクールのような感じになっています。
ただ、公立学校に通っているといっても、このエリアにある一番大きい公立学校はなんと在籍人数5000人!!
カイロの学校は生徒が多いことが問題になっているので、この数字はそんなに間違っていないと思います。

カイロ市内の学校も人数が多いところは、2部制で1-3年生が午前中、4-6年生が午後からという仕組みを取って入るそうです。

現在のリサイクリングスクールは創立当初の、働く男の子たちのための学校から、今は普通の公立学校に通う子たちのアフタースクールになってしまっているものの、アフタースクールが存在する意味は大きいと思います。

ただ、ここに関わるボランティアとしては本当に教育が必要な子たちにリーチできていないのはもどかしいところです。

今後、このスクールと関わりながら、本当に教育が必要な子たちにリーチすること、アダムやコミュニティーの人を通してこのコミュニティーと深く関わること、エジプトの人たちとゴミの問題について考えること、
などをやっていきたいなと思っています。

手探りですので、こんなことできるんじゃない?こんな例があるよ。などどんな情報でも受け付けています。

よろしくお願いします。